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期間が決まっているというのが、派遣という雇用形態のメリットでもあり、デメリットでもあります。数ヶ月から数年、中には数日間だけなど仕事によって様々です。また、それもプロジェクト単位で仕事が終了したらと特に期限が決まっていなかったり、人員を補充するまでの期間だけというような、きわめて割り切った形で穴埋めという役割を担うこともあります。
期間が決まっているのは、次の仕事先が決まっている場合なら、その期間だけ働くという目的が明確なのですが、次の仕事先が決まってもいない生活、常に転職先を探すのような生活はハラハラしますね。逆に言うと、メリハリが出てアドレナリンが出るという人もいるかとは思いますが。派遣を繰り返すのはイメージがよくないのでしょうか。

一昔前に放送された、テレビドラマ「ハケンの品格」では、3カ月契約で企業を渡り歩く、あこがれの対象であるように派遣社員が映し出されていました。プロジェクト単位で派遣を請負う、いわばプロフェッショナル、しかも需要が引く手あまたなので、むしろこっちから期間を決めて働いているようですよね。派遣も、フリーランスとして仕事先をかえてるだけと考えたら、非常に優秀な才能をいろんな企業に提供しているのですから、卑屈になることはありません。どのフリーランスもそうですが、仕事先に営業をかけて次の仕事につなげたりするものなので、派遣もフリーと変わらないのかもしれません。

派遣会社に登録している派遣元がある人なら、仕事先をかえても、また親元である派遣会社に帰り、次の仕事先を紹介してもらえばいいので安心です。不安なのは、直接企業に雇用された派遣会社の人たちのことで、この場合、派遣期間が終了したら無職となるので、派遣先を変えるたびに空白期間ができるのか心配しなくてはいけません。空白期間というのは、無職、無収入の期間なので、これがずっと続くと、借金などをしないといけないというわけです。

空白期間を生まないためには、仕事をしているときに次の派遣先を決めることです。内定というやつですね。派遣期間が終了してからでは遅いですよね。仕事をしながら派遣先をみつけます。難しそうですが、実際のデータでも、1週間から1カ月未満には決まることが多いようです。時期にもよりますが、新年度をむかえる2月~4月上旬は求人情報が多くなるので、時期をかえるというのも一つの手です。