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派遣労働者とはいえ、社会保障はきちんと受けたいですよね。では、派遣労働者にはどこまで社会保障制度が適用されるのでしょうか?そもそも社会保険とはどのような時に適用され、どのように効力を発揮することができるのでしょうか?ここからは、派遣労働者と社会保障の関係性と、社会保険の仕組みを見ながら、派遣労働者はどのようにすればいいのかということを考えていきます。

まずは、社会保険とはどのようなものかをみていきます。社会保険とは、国民を保険に強制的に加入させることで怪我や労働災害、自然災害によって被害を受けた場合にもその国民を守ることができるという国民保険制度です。社会保険には、それぞれ加入のための条件が違う、年金保険、雇用保険、労災保険、介護保険、医療保険の5種類があります。派遣社員や正社員などの雇用形態がどのようなものかは関係なく、加入が義務付けられている保険制度です。 雇用主の企業側は、条件を満たしている労働者は、派遣社員であったとしても加入させなければならず、させなかった場合は様々な罰則が課せられます。
社会保険の費用は労働者と雇用主の折半なので、会社側の負担が大きくなってしまうことがあります。そのため、派遣労働者の加入を義務付けていない企業が存在してしまっているのも確かです。派遣労働者は、自ら加入するように心がけましょう。

ここからは、派遣労働者が社会保険に加入するための条件をみていきます。派遣労働者は、ほぼ正社員と同じ仕事をしていて、2ヵ月以上の雇用期間が見込まれる場合には、派遣労働者であっても社会保険への加入が義務付けられています。この場合は、派遣労働者の雇用主である派遣会社が、一括して社会保険に加入するようになっています。2ヵ月以内なら社会保険に加入することはできませんが、2ヵ月を超える場合は必ず加入しなければなりません。任意での加入だと思っている人もいるかもしれませんが、これは義務なので、自分できちんと確認するように注意しておくことが心配です。ただ、扶養控除や配偶者控除を受けている人は、社会保険に加入してしまうとそのサービスを受けられなくなってしまうことがあるので、その場合は事前に雇用主と想像しましょう。

ここまで、派遣労働者と社会保険の関係や、社会保険に加入するための条件を詳しく見てきました。派遣労働者といえど、立派な労働者であり、納税者です。きちんと制度を把握した上で、受けられるサービスはきちんと受ける権利を持っています。自分で調べて、社会保険の仕組みをきちんと理解しておきましょう。